【予備校講師が直伝】
can と be able to の違いは「中か外か」だけ!
暗記を捨ててコアイメージで掴む英文法
「can と be able to の違いって何ですか?」
授業でも質問でも、何度も聞かれてきた定番テーマです。
英語をやり直そうとしたとき、多くの人が最初につまずくのが
「似た意味の表現の使い分け」ではないでしょうか。
学校では、
can も be able to も「~できる」
書き換え可能
と習ったかもしれません。
でも、ネイティブの感覚では、この2つはほぼ別の景色として捉えられています。
では、この違いをスッキリ整理してみましょう。
1️⃣ can の正体は「内側から溢れるパワー」
can のコアイメージは、
その人の内側に備わっている力・能力・感覚
イメージ:充電満タンのバッテリー
ニュアンス:
・いつでも発揮できるポテンシャルがある
・自分の中にその力を持っている
例:
I can swim.
この文の焦点は「私の能力」です。
「私は“泳ぐ力”を自分の中に持っていますよ」という宣言なのです。
ちなみに can は「許可」や「理論的可能性」も表しますが、
コアイメージはあくまで“内側のポテンシャル”です。
2️⃣ be able to の正体は「外側の条件との合致」
一方で be able to。
こちらは少し客観的で、事務的な響きを持ちます。
焦点は自分の外側=状況・条件・環境
イメージ:障害物をすり抜けてゴールに届く矢印
ニュアンス:
・条件が整った結果として可能になる
・現実世界で実現できた
例:
I was able to swim.
この文は、
「(天候・体調・環境などの条件が揃って)実際に泳げた」
という事実報告の響きになります。
3️⃣ ここで差がつく!決定的な使い分け
この「中(can)」vs「外(be able to)」の違いが分かると、
多くの疑問が自然に解決します。
①「過去の一回きりの成功」→ be able to
昨日、なんとかチケットを買えた!
この場面で、
I could buy it.
と言うと違和感が出ます。
could は
・過去の能力
・条件付きの可能性
を表すため、
「実際に成功した一回の出来事」を言い切るには
不向きなことが多いのです。
自然なのは:
I was able to buy it.
= 条件が整って、無事に買えた
②「感覚・能力・心の余裕」→ can
Can you hear me?
これは
「あなたの感覚として聞こえていますか?」
という相手の内側の状態への問いかけ。
もし be able to を使うと:
Are you able to hear me?
「環境的・物理的に可能ですか?」
という少し硬い響きになります。
4️⃣ まとめ:暗記を捨てて「景色」で理解する
can = 自分の中の力・ポテンシャル(主観的・内側)
be able to = 状況・条件との合致(客観的・外側)
英語は「訳語」で覚えるものではありません。
言葉の裏にあるイメージ=景色を掴む言語です。
can は「内側の力」。
be able to は「外側との合致」。
「中か外か」。
この視点を持つだけで、
使い分けは驚くほど自然になります。




