―― 文型を〈Event〉と〈カメラワーク〉で捉え直す

英語学習でよく聞く悩みがあります。

第何文型か分からない。文型は分かるのに意味が取れない。

これは努力不足ではありません。そもそも「文型の見方」がずれているのです。

本記事では、文型を暗記項目としてではなく、

英語が出来事(Event)をどう描写する言語かという視点から捉え直します。

【英語と日本語の決定的な違い】

英語は語順どおりにカメラが動き、最後のフレームで Event が成立します。

日本語は最初に引きの映像で条件を整え、そのあとで Event が始まります。

【英語:語順=カメラの移動順】

Mary gave John a box.

最初に Mary にフォーカスし、give の動きが始まり、

ズームアウトすると John が現れ、最後に John のもとに box がある。

この最終フレームで Event が成立します。

【文型の再定義】

  • 第1文型:主語と動きだけ
  • 第2文型:主語の状態変化
  • 第3文型:対象が登場
  • 第4文型:人とモノの関係
  • 第5文型:対象の状態変化

文型とは、Eventをどこまでズームアウトして描いたかの違いです。

【日本語との対比】

日本語では登場人物と条件がすべて揃ってから Event が起こります。

そのため語順が比較的自由で、文型という発想と相性がよくありません。

【結論】

英文を読むときに大切なのは「第何文型か」ではなく、

いまカメラがどこを映しているか、どこまでズームアウトしたかです。