英語の鉄則と大谷翔平のシート。不定詞は「未来への約束」だ
おはようございます、Masashiです。
昨日は「受動態」の基本イメージ、動作を「受ける」側から見た景色についてお話ししました。受動態は「結果」や「状態」を指す、少し静的なイメージでしたが、今日はその真逆。「動的」で、「前向き」で、そして「未来」を志向する文法、「不定詞(to V)」を攻略しましょう。
「名詞的用法」「形容詞的用法」「副詞的用法」……。学校で習ったこの3つのラベル、今日は一旦忘れてください。不定詞の核心は、実は誰もが知っている、あの「大谷翔平選手のシート」に隠されているんです。
1. 英語の絶対ルール:V(述語動詞)は1つだけ
まず、英語の大原則を確認します。英語は、1つの主語(S)に対して、「述語動詞(V)」は1つしか置けない。
人生には「やりたいこと(動詞)」が溢れています。でも、英語の文は厳しい。
I want eat a delicious curry.
これだと、want(欲しい)と eat(食べる)という2つの動詞が衝突してしまいます。文が「衝突事故」を起こしている状態です。
2つ目の動詞(eat)は、そのままでは文に入れません。どうにかして「動詞以外の役割(パーツ)」に変身させなければならないのです。
そこで登場するのが、to というユニフォームです。
2. 「不定詞チーム」の結成と to の正体
動詞は、単独では動けません。後ろに目的語や修飾語を引き連れて、一つの「意味のまとまり(チーム)」を作ります。
チーム例:throw 160km/h(160キロ投げる)
このチームが、文の中で「動詞(V)」以外の場所で活躍したいとき、リーダーである動詞の先頭に to をつけます。
不定詞チーム:[ to + throw 160km/h ]
これで、このカタマリはもう「動詞」ではなく、一つの「大きなパーツ(チーム)」になりました。
では、なぜ to なのか?
それは、前置詞の to(~へ)と同じ。
to の正体は、「右向きの矢印(→)」です。
「これからその動作(V)に向かう」というエネルギー、すなわち「未来志向」が、不定詞の共通したニュアンスになります。
3. 大谷翔平のシートに学ぶ「必殺技」
ここで、大谷翔平選手が高校時代に書いた「目標達成シート(マンダラチャート)」を思い出してみましょう。
中心にあるのは「ドラ1、8球団」という大きな目標。その周りに「体づくり」「メンタル」「スピード160km/h」といった具体的な行動が並んでいました。
あのシートに書かれた項目はすべて、当時の彼にとって「これからすること(未来への矢印)」だったはずです。
ここに、不定詞攻略の必殺技があります。
英文に [ to + 不定詞チーム ] が出てきたら、すべて大谷選手のシートを読むように、心の中で「これから~する」と唱えてみてください。
1. 主役(名詞)として
[ To get 8 draft picks ] was his dream.
(これから8球団から1位指名を受ける)のが、彼の夢だった。
2. 説明(形容詞)として
He had many things [ to do ].
彼にはたくさんのことがあった。(これからやるべきこと)がね。
3. おまけ(副詞)として
He trained hard [ to throw 160km/h ].
彼は猛練習した。(これから160km投げるために)ね。
今日のまとめ:不定詞は「未来への約束」
「名詞的用法」「形容詞的用法」「副詞的用法」……。これらは、不定詞チームが文の中のどの「席」に座ったかによる後付けのラベルに過ぎません。
不定詞の本質は、「未来への約束(矢印)」です。
Vが2つ並ぶのを防ぐために、2つを to で包む。
中身は全部「これから~する」でOK
このシンプルな「矢印」の感覚が掴めれば、不定詞はもう難しくありません。
あなたの英語に、前向きな「未来」を付け足す強力な武器になります。
今日も、あなたの英語に「矢印」を。


