英語の前置詞「by」は、日本語に訳すと「〜のそばに」「〜によって」など、文脈によって意味が変わる便利な単語です。今日は愛猫のTenちゃんとKooちゃんの写真を使って、「by」の代表的な2つの用法を楽しく学びましょう!さらに、認知言語学の視点からその仕組みも読み解いていきます。

🧠 認知言語学で「by」を読み解く:視点の移動

認知言語学では、前置詞を理解するためにトラジェクター(TR)とランドマーク(LM)という概念を使います。TR(トラジェクター)とは、その文で主に注目される存在(=図)のこと。LM(ランドマーク)とは、TRの位置や状態を理解するための背景・参照点(=地)です。「by」の本質は、この「視点の移動」にあります。まずTRにしっかり焦点を当て、そこから視点を少し引くと、そのそばにLMが現れる——それが「by」の認知的な構造です。

1. 場所・位置を表す by ── “by the window”

📸 Tenちゃん ──

お気に入りの窓辺でうとうと中

Ten is sleeping by the window, dreaming of sunny days.

(Tenちゃんは窓のそばで眠りながら、晴れた日の夢を見ています。)

場所・位置を表す”by”

この「by」は「〜のそばに・近くに」という位置関係を表します。”next to” や “beside” とほぼ同じ意味で使えます。

・by the window ── 窓のそばに

・by the door ── ドアのそばに

・by the river ── 川のそばに

【認知言語学的分析】

この写真では、まず私たちの視線は眠るTenちゃんに引きつけられます。TenちゃんがTR(トラジェクター)=主役です。そこから視点を少し引いてみると、背景にが見えてきます。この窓がLM(ランドマーク)=参照点として機能し、Tenちゃんの場所を「窓のそば」として定義するのです。

TR:Ten(主役)+「by」+ LM:窓(参照点)

2. 動作の主体を表す by(受動態)── “be held by”

📸 TenちゃんとKooちゃん ──

ふわふわのベッドで仲よしタイム

Koo is held by Ten in their cozy bed.

(KooちゃんはTenちゃんに抱かれて、ふわふわのベッドにいます。)

動作の主体を表す”by”(受動態)

受動態(be動詞+過去分詞)では、「by〜」で「〜によって」という動作の主体を表します。

・be held by Ten ── Tenちゃんに抱きかかえられる

・be loved by everyone ── みんなに愛される

・be carried by the wind ── 風に運ばれる

【認知言語学的分析】

この写真では、まず私たちの視線は抱かれているKooちゃんに向かいます。KooちゃんがTR(トラジェクター)=主役です。しかし「なぜKooちゃんはこの状態にあるのか?」と視点をずらすと、そこにはTenちゃんの存在が見えてきます。Tenちゃんは「by」によって浮かび上がるLM(ランドマーク)=参照点なのです。

TR:Koo(主役)+「by」+ LM:Ten(動作の源)

📝 まとめ:2つの「by」と認知言語学の共通原理

① 場所・位置  by the window  窓のそばに(= next to)

② 受動態の主体 be held by Ten  Tenちゃんによって抱かれる

どちらの「by」も、まずTR(トラジェクター)に焦点を当て、そこから視点を移動させることでLM(ランドマーク)を参照点として浮かび上がらせる——という同じ認知的仕組みをもっています。「そば」であれ「〜によって」であれ、「by」の本質は「視点のずらし」なのです。

🐱 TenちゃんとKooちゃん、今日もありがとう。

Cat English ── 猫と一緒に、毎日少しずつ英語を楽しもう。

てん

英語の世界、奥が深いニャ♪次の記事も楽しみ!