親子兄弟はどこかしら似ているものですが、腸内フローラも似ているのでしょうか。親子3人(母・長男・次男)でボディグラノーラの腸内フローラ検査に挑戦し、親子判定・兄弟判定されるのかを調査するべく、検査結果をAI分析しました。
3人の主要6菌の割合は次の通り。美味しい物を少量食べたい母と、偏食の長男、爆食の次男です。3人は週に5日ほど同じ夕食を食べます。
菌名 | 母・49才 | 長男・21才 | 次男・19才 |
---|---|---|---|
バクテロイデス | 22.67% | 49.22% | 18.91% |
ルミノコッカス | 7.37% | 0.00% | 2.74% |
プレボテラ | 0.00% | 0.00% | 0.00% |
ビフィドバクテリウム | 0.47% | 1.28% | 2.22% |
フィーカリバクテリウム | 10.59% | 0.00% | 11.26% |
ブラウティア | 5.95% | 14.19% | 2.06% |
タップできる目次
🔍 腸内フローラで血縁関係を示唆する可能性 トップ3
- バクテロイデス型の優勢性(腸内タイプの共通性)
- 善玉菌(ビフィドバクテリウム)の加齢差と分布傾向
- 酪酸菌(ルミノコッカス、フィーカリバクテリウム)の分布
1. バクテロイデス型の優勢性を確認しよう
- バクテロイデス型が優位な人は、親子・兄弟でも共通しやすい傾向が研究的にも示されています。
- 今回は3人ともバクテロイデスが優勢(特に次男と母のバランスが類似)。
✅ 次男と母の構成が近い → 遺伝的・生活的共通性の指標
2. 善玉菌(ビフィドバクテリウム)を確認しよう
- 年齢とともに減少する傾向があり、親よりも子供の方が高いのが一般的。
- 母:0.47%、長男:1.28%、次男:2.22% → この推移も自然であり、遺伝型と年齢要因の複合効果として矛盾がない。
✅ 母子のビフィドバクテリウム量は加齢・遺伝の説明と一致
3. 酪酸菌(ルミノコッカス、フィーカリバクテリウム)を確認しよう
- 酪酸菌は遺伝的な要因+長期的な生活習慣の影響を強く受けます。
- 母(10.59%)と次男(11.26%)はほぼ一致、長男はゼロ → 長男だけ異なる腸内代謝環境にある可能性。
✅ 母子間での酪酸菌一致は腸内エピジェネティックな共通性を示唆
プレボテラが全員ゼロという共通点
- プレボテラは食生活(特に穀物・大麦など)と関連する菌で、環境・食文化の共有の象徴。
- 全員ゼロという点は、食事スタイルの一致=家族関係の可能性を強化。
✅ プレボテラ不在は「共通の家庭環境」を示す
💡 親子・兄弟を見分けるカギとなる特徴
関係性 | 期待される傾向 |
---|---|
親子 | メイン菌構成が近い、ビフィドバクテリウムなどの加齢差がある |
兄弟 | 全体構成が近く、年齢差が少ない場合はより一致しやすい |
他人 | メイン菌・腸内タイプが大きく異なる場合が多い |
今回の結果は、特に母と次男間の類似度が高く、長男は一部でズレがあるものの、全体として血縁関係を示唆する共通項が多く存在します。
これを統計的な類似度スコア(ピアソン相関係数)で数値化して、親子や兄弟である確率を客観的に提示してみました。
📊 ピアソン相関係数(メイン6菌の構成比からの類似度)
比較対象 | 相関係数(-1〜1) | 類似度の目安 |
---|---|---|
母 × 長男 | 0.848 | 高い類似度(強い相関) |
母 × 次男 | 0.946 | 非常に高い類似度(極めて強い相関) |
長男 × 次男 | 0.778 | やや高い類似度(中程度〜強い相関) |
🔍 考察
- 母と次男の腸内フローラ構成は非常に似ており、遺伝+生活習慣の影響を強く示唆しています。
- 長男は他の2人に比べてやや異なる腸内構成ですが、それでも強い類似性があり、血縁関係を裏付けるには十分な相関です。
ボディグラノーラの検査結果より、腸内フローラ構成から親子・兄弟関係が示唆できる有力な証拠を得ることができました。
家族の腸内フローラの構成が似ていることで、家族が同時に食生活を見直すことができます。つぎは『腸内フローラ改善3ヶ月スケジュール』を作成します。ボディグラノーラを継続するモチベーションがさらに上がった調査となりました♪