猫を飼う時の注意点として、室内飼いは当然のことです。
しかし、飼い猫が頻繁に脱走し、お困りの飼い主さんも多いはず。
ドアや窓の開閉時はもちろん、思わぬ場所から脱走することがあります。
なぜ何度も脱走するのか。
それは、性格の問題があるかもしれません。
脱走対策も大切ですが、脱走する猫の心理を考えてみましょう。
心理を理解することで、お互いが気持ちよく過ごせるようになります。
脱走する猫の特徴と性格
頻繁に脱走する猫には、性格に共通点があります。
- 好奇心旺盛であること
- 遊び好きで知能が高いこと
- 甘えん坊であること
このような性格の猫に、脱走癖が見られます。
好奇心旺盛な猫の心理
猫は本来、狩猟本能を持っており、動くものを追いかけたいという心理が働きます。
窓の外に見える鳥や虫に興味があり、新しい体験を求めて脱走します。
知能が高い猫の心理
猫は空間認識能力が高く、自分の行動範囲を確認することで、安全性を確保したい心理が働き脱走することがあります。
また猫には、問題解決能力もあるので、どうすれば脱走できるか、方法を考えることができます。
甘えん坊の猫の心理
甘えん坊な猫は、飼い主に対して強い愛情を持っています。
そのため、飼い主が家にいない時間が長いとストレスを感じてしまいます。
ストレスを解消するために脱走することがあります。
脱走を防ぐアプローチ方法
脱走する猫ほど、猫の魅力を強く持っていることが分かります。
愛猫の好奇心を満たすために、たっぷりと一緒に遊んであげましょう。
知能が高い猫は、聞き取れる言葉も多いため、たくさん話しかけてあげると良いでしょう。
◇◇◇–愛猫そらの逃走劇–◇◇◇
「ただい、、」
「イヤぁああ!」「そらっ!!」
仕事から帰り玄関扉を開いたその瞬間、そらが飛び出てきた。
待ち構えていたのだろう。
室内猫のそらは、虫が活発に動く季節になると脱走する。
庭の土に身体をくねらせる。庭の葉っぱに噛みつく。庭の木に登る。
こうなると顔つきまで変わってくる。戦闘モードだ。
私はというと、片手におやつのささみ。捕獲のタイミングを狙う。
『そらにダニがついたらどうしよう。毒草は、、』
だめだめ。平常心平常心。なるべく優しく高い声で「そらー」呼んでみる。
「ささみだよー」見た見た。食べたいよね。御馳走だもんね。
ささみを利き手から左手に持ち替えた。
右手に瞬発力を装備してチャンスを待つ。
そらがささみに噛り付くタイミング。いまだ!