5文型の番号を捨てよう!英語は『登場人物の数』と『登場人物の属性による説明』でできている

みなさん、こんにちは。春のセミナー第1回、いよいよスタートです。
最初のテーマは「文型」です
「あぁ、あのSVとかSVCとかの、つまらない暗記か…実際SVOCとかいらんくない?」と思ったあなた。
その認識、今日で終わりにしましょう。むしろ文型は英文の意味を正確に理解するための「必須アイテム」なのです。
一方で、学校で習う「第1文型、第2文型……」という番号順の学習は、実は英語の核心から遠ざかる、挫折への道。だからいらないように見えてしまう。
今日はその文型を「デフォルト(基準)」からの「足し算・引き算」で捉える、全く新しいアプローチをご紹介します。
1. 【デフォルト】英語の核は「SVO」から始まる
英語において最も基本的なのはSVO(名詞が2つの形)です。登場人物が2人(もしくは2つ)ということです。
SとOで名詞が2つですね。このときSはOに対して何か働きかけをすることになります。
I grow onions. (Sである私がOである玉ねぎに対して「育てよう」と働きかけている)
だから「私は玉ねぎを育てています」となります。
He watched the movie.(Sである彼がOである映画に対して「見よう」という働きかけをした)
だから「彼はその映画を見ました」となります。
2. 【引き算】名詞が1つの世界:SV
続いてはデフォルトであるSVOからOを引き算します。登場人物が1人減りますね。
その場合は「1人でも成り立つような動詞」を用いることになります。
The sun rises. (Sである太陽が「自分で」登っていきます)
だから「太陽は昇る」となり
I run every morning. (SであるIが「自分で」走っていきます)
だと「私は毎朝走っています」となります。
あ、ちなみにevery morninngのように時間を表す語句は副詞という扱いになります。
登場人物にはなれない人たちは副詞扱いです。
3. 【足し算】名詞が3つの世界:SVOO
今度はデフォルトのSVOにさらにOを加えましょう。登場人物が1人増える形ですね。
この場合は「SがO1に対してO2を用いて何かの働きかけをした結果、O1がO2を所有する」という関係性になります。
I gave students advice.(SであるIがO1である生徒に対してO2であるアドバイスをあげた結果、その生徒がアドバイスを所有(=自分のものにする)した)
ここから「私は生徒たちにアドバイスをあげた」となります。
He told me the truth.(Sである彼がO1である私にO2である真実を話す行為をした結果私が真実を所有(理解)した)
ここから「彼は私に真実を話した」という意味です。
4. 【属性の付与】形容詞による説明:SVC
先ほどまでは名詞を見てきましたが、今度は「人や物の属性」について見てみましょう
世の中にはどんな人がいますか???想像してください。
そう!良い人や悪い人、優しい人に怖い人、穏やかな人に怒りっぽい人・・・色々いますよね。このように、人や物がどんな人や物なのか、つまり人や物の「属性」を表す語を形容詞といいます。この「属性」を表すものがCになります。なので、下の文章はそれぞれSVCを表します。
The onions look fresh. (fresh=属性)
だから「その玉ねぎ(の属性)は新鮮に見える」となります。
He got angry. (angry=属性)
だから「彼の(過去の属性)は怒っていた」となります。ちなみにgetは「ある属性[状態]から別の属性[状態]になる」ことを表します。この話はまたどこかで・・・
5. 【Oの属性】形容詞による説明②:SVOC
最後はOの属性を説明するSVOCです。登場人物はSとOで2人になりますが、ここではOの属性について説明します。もう少し詳しくいえば「SがOに何らかの働きかけをした結果、Oの属性がわかる[変わる]」ことをいいます。
I found the book easy. (Sである私がOである本に何らかの働きかけ[開く・読むなど]をした結果、その本が簡単(という属性)だとわかった)
なので「私はその本が簡単だとわかった」となります。
I made the lesson interesting. (Sである私がOであるレッスンに何らかの働きかけ[グループワークを入れるなど]をした結果、そのレッスンが面白く(という属性に)なった)
ここから「私はそのレッスンを面白くした」となります。
6. 【例外】
原則があれば例外もあるのもですよね。次の2文はそれぞれ名詞が2つ(つまり登場人物が2人)、もしくは3つ(登場人物が3人)に見えますが、それぞれSVCとSVOCです。
なぜ???
そう!この2つの文章においてa teacherとMasashiはそれぞれ彼の「属性」を表しますね。言い換えれば、名詞は2つ、3つあるけど、「登場人物」という観点から見れば1人と2人ですね。
He is a teacher. (彼の属性が先生→登場人物は彼だけ)
ここから「彼は先生です」となります。
We call him Masashi. (彼の属性[呼び名]がMasashi→登場人物は私たちと彼だけ)
なので「私たちは彼をMasashiと呼んでいる」となります。
あれ?と思ったときは「属性」かいなかで区別するといいですよ。
まとめ
僕は授業ではいつも「日本の英語教育は文型でできている」と言っています。それだけ文型は英語学習において大切なものです。動詞の後ろにあるのがOなのかCなのかが分かることでその文の意味を正確に理解することにつながります(詳細はまた今後)。その一方で「これは第⭕️文型です」と数字で答えることには意味がありません。そこのマインドセットを変えることからスタートしましょう。
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